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大島青松園交流会 2017年9月25日快晴

こんにちは。
桃唄309の高木充子です。

『風が吹いた、帰ろう』高松公演千秋楽翌日、私たちは大島青松園へうかがいました!


こえび隊のみなさんと朝、合流しまして、


港へ向かいます!


官有船「まつかぜ」に乗ること20分、大島に到着です。


まずは納骨堂に皆でお参りを。


すごくすごく空が綺麗な日でした。


これは、慰霊モニュメント「風の舞」とその上に広がる空。


こえび隊の方に園内を案内していただきました。
これは海から引き上げられた古い解剖台。


白線の引かれた道は、緑でいっぱいでした。


海で爽やかなポーズを決める中井貴一さん……元尾裕介さん!


交流会の行われる、園内のカフェ・シヨルへ。
置いてあったギターをかき鳴らす桃唄309長谷基弘!


交流会では入所者の皆さんと一緒にお茶とケーキ(豊島の島キッチンの、すごーく美味しいパウンドケーキ!)をいただきながら、いろんなお話をさせていただきました。


美味しいものと豊かなお話、充実した時間でした。楽しかったなあ。
私が隣でお話させていただいた入所者の方は、偶然、亡くなった祖父と同い年の方で、なんだかとっても、懐かしかったです。


 劇中のジェストダンスをカフェ・シヨルで。



劇中の、「テンペスト音頭」もご覧いただきました。
皆さん、手拍子してくださいました!


交流会のあとは、みんなで浜辺へ。
劇中何度も登場したこの浜辺です。


物語の中に入り込んだような、不思議な時間でした。
長い長い時間が、環になってつながったみたいな時でした。


稽古中、ずっと海の音とともに浜辺をイメージしていたラジオ体操。
ついに本当の浜辺ですることができました。

「知り合って、知り合って、知って、知り合って」
というセリフが、劇中、ありました。
これはその最初の一歩だな、とこの日の大島で、誰もが感じたように思います。
豊かな交流の時間を、本当にありがとうございました!





高松公演、ありがとうございました!

こんにちは。
桃唄309の高木充子です。

ART SETOUCHI イベント 劇団桃唄309『風が吹いた、帰ろう』高松公演、
おかげさまで、全日程を無事に終えることができました!
たくさんのあたたかいお客様、現地のスタッフの皆様、出演者の皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。

開演と同時に本当に集中してじっと観てくださっているお客様の気配、
劇中の音頭の手拍子の力強さあたたかさ、
両日ともトリプルカーテンコールで、たくさんの拍手をいただいたこと、
上演中に忘れられない感覚をたくさんたくさんいただきました。
一同、感謝の気持ちでいっぱいです。

また、高松という地の人々のやさしさ、明るさ、ご飯の美味しさ、空気の穏やかさ、海の豊かさ、たいせつな思い出もいっぱいです。

これはたくさんのご縁のはじまりであるということを、ひしと感じて帰京いたしました。
またお会いできる日を心より願い、その日のために精進して参ります。
本当にありがとうございました!

いつかまた、どこかの浜辺で、お会いできますように。


(写真は大島の浜辺でラジオ体操をする皆。)






大島を訪ねて(佐藤達)

🌈こんにちは
桃唄309の佐藤達(さとうとおる)です。

ぼくも
先日
大島を訪ねた俳優の一人です。
高松のみなさまお世話になりました。
そしてまたお世話になります。

さて
『風が吹いた、帰ろう』を
みんなでつくった初演からおよそ1年。

恥ずかしいので黙ってましたが
あのころ知っていたはずの情報や知識は
この1年で
わたくしの日常にうもれて
だいぶ
あやふやになってました。
なくなってたのかもしれません。

大島は
高松港から船にのって20分
このことも忘れてた
もっともっと遠いと思ってました。

船から
島に降りて
そこから見える景色や
明るい日差しに
なんと
「ここ、いいところだな」って
ずーっと思い歩いてまして
ホントは感じたかったなにかは
強い日差しのせいだねってくらい
なにかを
ぼくは感じられなくて
ありゃりゃ~
って歩いてたら
納骨堂で
手をあわせて
忘れてた、なんか、こう湧いてきて
「わっ」ってなりました。

お恥ずかしい
この作品づくりを通して
また感じなければだな
準備さねばねな(←秋田弁)


そんなことを考えつつ
高松2日目は、さぬきうどんを
おいしく
ごちそうさまでした。

そして帽子は大切!
めがねの形に真っ赤に日焼けしました。

🍵(佐藤達)

四国八十八ヶ所巡り

大島の山道に、四国八十八ヵ所を巡ることのできる石仏が並んでいました。
大正時代の終わりごろに、札所のお寺から寄贈されたものだそうです。

珍しい涅槃の像がありました。第九番札所の法輪寺と読めました。(楠木朝子)

大島青松園見学記3(高木充子)

こんにちは。
桃唄309の高木充子です。

大島青松園見学記3です。
(写真撮影:楠木朝子)



坂道を下り、入所者の方の旧居住区域へ。
※現在は使用されておらず、展示スペースとなっています。


入所者の方が使いやすいように工夫された生活の道具などが室内に展示されています。


お庭や藤棚も。


海から引き揚げられた解剖台です。
過去に亡くなられた方がここで検死解剖を受けられました。
一度は海に投棄されたものですが、このように展示されています。


入所者の方が近くの小島へ釣りに行くために自作された小舟も展示されていました。


島に唯一の学校です。居住されている職員の方のお子さんが通われる学校です。
この日はお休み。


船がついた場所から、ちょうど島の反対側の浜へ出ました。


きれいな水に触れて、暑さにのぼせた体もゆるみます。


とてもきもちいい海の水でした。


園内中央部に戻ります。
コーラの自販機で水分補給。
「コーラの自販機」も戯曲に登場します。

図書室へ。貴重な資料にたくさん触れさせていただきました。
隣のお部屋では入所者の方の書道教室が開催されていました。


再び桟橋へ。最終便の一つ前の船を、皆でお見送りしました。


最終便の船の出発時間まで、それぞれが思い思いに島のあちこちで過ごしました。
わたしは、桃唄の山西真帆と、劇中に多く登場する、桟橋そばのこの浜辺で海を見ていました。



見学に行きました出演者有志、左から桃唄309の楠木朝子・客演の五十嵐ミナさん・桃唄309の高木充子・山西真帆・佐藤達・客演の綾田將一さん・さいとうまことさん。

大島青松園見学記、全3回、写真でお届けしました。
これはだいたいの道のりであり、そこで見たもの、それぞれが感じたことは、まだまだたくさん、写真もたくさんあります。

このブログでは、稽古場のようすをお届けしながらも、また少しずつ大島のことをアップしていきたいと思います。 

ご案内くださいました、こえび隊の皆さま、お話してくださいました大島青松園の皆さま、本当にありがとうございました。

大島青松園見学記2(高木充子)

こんにちは。
桃唄309の高木充子です。

大島青松園見学記2です。
(写真撮影:楠木朝子)

園内を少し歩いたところで、桟橋へ戻ります。


二便の船が到着しました。


客演の五十嵐ミナさん、合流です。
皆で桟橋までお出迎え。


ここでおひるです。
カフェ・シヨルで休憩させていただきました。
す、す、涼しい


ほっとひといきです。


食事、水分、塩分を補給して、いざ、午後の見学へ。


白線の伸びるゆるやかな坂を登り


納骨堂へ。ここには600余名の入所者の方の遺骨が納められています。


納骨堂のそばには、納骨堂ができる以前の入所者の方、この島で生まれてくることができなかった子供たちのための慰霊碑も。


こえび隊の方のお話をうかがい、


手を合わさせていただきました。


納骨堂と慰霊碑は丘の上にあり、海が見えます。


更に道を進みます。



慰霊モニュメント『風の舞』。
円錐のモニュメント内に、入所者の方のお骨の一部が納められており、四国四県の土がその周囲に置かれています。



モニュメント前の円形の空間にて。



(大島青松園見学記3へ続きます。)